向井孝『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』増補版刊行のお知らせ2011年04月15日 00:52

みなさま、
お元気でしたか?
向井孝『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』増補版を刊行します。
刊行にあわせて、おさきまっくろを暫定的に「解凍」することにしました。
ノートは今日、刷り上がってきました。大きな字で美しく新しく組み直したので、前版の倍ほどのヴォリューム(176頁)。(ねだんは1,500円+税。)
『Anarchist independent Review』最終号掲載、「〈やり方〉としてのアナキズム」を増補しました。「増補版刊行の弁」は水田ふうより。
向井さん最晩年の、暴力論をめぐる論考をすべてまとめた一冊です。
いま、直販、書店さん、ディストロ向けの販売方法など、書面でととのえています。週末にはここでご案内するつもりです。
次の予定(『墓標のないアナキスト群像』)を早く実現するためにも、紙印刷製本代とできるだけトントンに近づけたい!
品切れで買えなかった方も、また、前版をお持ちだという方も是非買ってください。
中島雅一

4・5釜ヶ崎大弾圧を許さない!レオを返せ!!釜ヶ崎の仲間たちを返せ!!2011年04月15日 03:35

 4月10日(日)19時、大阪市西成区の選挙会場・萩之茶屋小学校投票所で、ドキュメンタリー作家である佐藤零郎(以下レオ)が不当逮捕されました。事態は以下のようになります。

 10日の18時ごろからレオは仲間たち数十人と一緒に西成区の釜ヶ崎を歩きながら、住民票を削除された人たちにたいして、投票に行くことを呼びかけていました。その後、萩之茶屋小学校内に入り、自分自身の投票を済ませた後、突然6、7人の警察官につかみかかられ逮捕されました。

 2007年、大阪市は釜ヶ崎解放会館、ふるさとの家、NPO釜ヶ崎に置かれていた2088人分の住民票を本来の住所と違うという見解によりいっせいに削除しました。住民票の削除は、運転免許証や各種資格をとることもできなくなり、生活全般に支障がきたされます。さらに選挙権も奪われてしまう状況に置かれてしまいます。
 よって、住民票の奪還のために、2007年以来、選挙があるたびに釜ヶ崎の労働者と一緒に選挙会場へ出向き、投票所での選挙権の復活を応援するという運動が取り組まれてきましたが、レオもこの運動にかかわると同時にカメラを回し、運動の記録を続けてきました。しかし、レオの逮捕に先立ち、4月5日(火) にこの運動に関わっていた5名が家宅捜査と同時に一斉逮捕され、6日(水)にもう1名逮捕されました。レオが運動に寄り添いながら撮りためてきたDVテープは250数本になりますが、5日に家宅捜査を受けたとき(たまたまレオは不在でした)、すべて押収されてしまいました。

 明らかに、この一斉逮捕すなわち4・5釜ヶ崎大弾圧は住民票の奪還を目指してきた人たちに対する弾圧であり、言論抑圧であることは間違いありません。

 わたしたちは7人にたいする不当逮捕にたいして強く抗議すると同時に、表現の自由にたいする抑圧にたいしても抗議を表明します。

 何よりレオは西成区の住民なので投票会場に入るのは違法行為でも何でもありません。また、街の人たちに投票を呼びかけることの何が悪いのでしょうか? 選挙期間の間、市の職員も選挙カーやら街のポスターやらで毎日毎日うるさいほど選挙に行こうと謳っているというのに!!

 人間の生きる権利を求めてきた釜の仲間7人を逮捕した権力を私たちは決して許しません。7人全員を取り戻すまでたたかい続けます。そして7人全員が帰ってきた後もこの弾圧やこれまで市・警察がしてきたことは絶対忘れないし、声をあげ続けます。

仲間たちを返せ!
釜の住民票を返せ!!

 わたしたちは7人の即時釈放を求めます。さらに、今すぐ押収されたDVテープを返還することを求めます。

みなさまへ幅広い注目と連帯を呼びかけます!
また、7人への連帯のメッセージと救援カンパをお願いします。

2011年4月12日 4・5釜ヶ崎大弾圧に怒る仲間の会

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【連絡先】
電話: 090-6371-5834
メール:tohyo-go410★hotmail.co.jp(★を@に置き換えてください)
ブログ:http://d.hatena.ne.jp/FreeK/(これから更新予定)
【賛同フォーム】(以下を貼り付けてtohyo-go410★hotmail.co.jpまで送信お願いします)
名前(肩書き):
名前の公開:可/不可
メッセージ:
【カンパ振込み先】
振替:00940-5-79726  加入者:釜ヶ崎医療連絡会議 
通信欄に「4・5救援」と記入お願いします。

原発で最重要課題は「福島を救え」ではないのか2011年04月15日 13:24

 友人、知人の皆さん
 お元気ですか。かしまです。
 このところ、気になっていることがあり、多くの皆さんと共有できれば、と考え、思いつく限りの人に、BBCでメールしました。失礼お許しください。
 最初に断っておけば、ぼくは反原発運動はやっていましたが、放射線などについては素人です。そのうえでの考えです。
 
 今、原発の問題で大事な課題はなにか。
 浜岡原発を止めろと叫ぶことでしょうか。代替エネルギーの開発を要求することでしょうか。どちらも大事でしょう。しかし運動の当面の、第一に緊急の課題は
 「福島を救え」
 であるべきだと思います。
 福島で現在進行中の放射性物質の拡散から、現地の人々をできるだけ守るよう、対策をとることを政府に要求する。具体的には、避難地域の拡大や、緊急時の避難を可能にする支援の強化です。「未来の世代に原発を残すな」とか言ってる場合ではなくて、この瞬間に、放射能にさらされている福島の子どもたちを救わなくてはならないはずです。
 先日、27日の反原発デモの動画を見ていたら、「ノーモア・チェルノブイリ、ノーモア・フクシマ」というスローガンが叫ばれていました。これには愕然としました。
 福島はまだ終わっていない。火事で言えば、火がまだ燃え広がっているのであれば、まずはそこにいる人を助け出すことだと思うのです。ジェノサイドで言えば、まずジェノサイドを止めることです。残念ながら我々には、原発自体の状況については、どうにもできませんが。
 具体的な数値とか、どこがどれほど危ない、という話はぼくにはできませんが、今の20〜30キロは屋内退避か「自主避難」、31キロからは「ただちに健康に害はありません」という政府の方針が、あまりに危険を過小評価しているのは確かです。
 原子力情報室は、30キロ圏からの避難、「30キロ圏外でも相当量の放射能が届く恐れのある地域からの避難」を政府に求めています。
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1040
 社民党も同様のことを言っています。
http://www5.sdp.or.jp/comment/2011/yousei110330_03.htm
 最低限、これくらいのことは言えるはずです。
 どちらも3月20日時点です。現在は放射線量は相対的に下がっているようですが、この先はわかりません。
 国の判断がちゅうぶらりんだから、自治体として対応できず困っている市や村。自主避難したいがガソリンがないので出られない人。避難したくても、受け入れ態勢がない町や人。様々な問題があります。現在の放射線量が少ない地域であっても、汚染の不安から福島県外への退避を希望している人にも、移動支援を公的に行うべきだと思います。その不安が杞憂だと言う権利も根拠も、誰にもないからです。
 5年後、10年後に、ガンや白血病になる人が出てくることは、もはや避けられないのかもしれません。しかし、それをどれほど「減らせるか」という勝負は、まだ終わっていません。国にきちんとした住民避難対策を求めることは、「とにかく安心させたい。ただちに問題がなければいい」という政府や御用メディアにはできないことで、反原発派だけができることだと思います。
 放射性物質の放出は、少なくともあと数ヶ月は続く。このことは政府自身が言っています。その間のセシウムの累積はどのくらいになるのか。「すぐには問題ない」レベルの被曝を数ヶ月続けるとどうなるのか。過去に事例がありません。風向きや風速の変化を誰が知るのか。その間になんらかの爆発で再び大量の放出がないと誰がいえるのか。そのときになって急に、避難希望者を動かす準備ができるのか。外出を控え、帰ったら上着をビニールに入れる、という生活が本気で可能なのか。誰のためにそんな窮屈な生活をしなくてはならないのか。「屋内退避」とは誰のためのものなのか。原発周辺に物流業者が入らず、生活が成り立たなくなっていると伝えられているが、しかしそれは「風評に惑わされている」物流業者だけの責任なのか。
 想定しうること、いま現地で困っていることを考えて、現地の人々を少しでも放射能から守れ、と政府に要求することが最も大事なのではないでしょうか。
 以下、参考資料です。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103291318212
 スリーマイルの10万倍、チェルノブイリの10%
 チェルノブイリの50%とか、すでにチェルノブイリを超える量との試算を出している海外の研究所もある。WHOによれば、チェルノブイリでは9000人、グリーンピースによれば9万3000人がガン死したと見積もられている(今中哲二論文による)。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/tyt2004/imanaka-2.pdf#search='今中哲二チェルノブイリ事故による死者の数'
 今回は、放射性物質の多くが海側に流れているとしても、無視できない量が陸地にも流れているはず。付言すれば、スリーマイルでさえ、風下ではガン発生率が上がったとの調査もある。
 福島市、自然被ばく年間量超す 24時間屋外なら
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110323ddm002040062000c.html
 屋内ならどうか。電気新聞によれば、外部被曝は、木造家屋なら1割減、石造りの家屋なら4割減、「大きなコンクリの建物なら8割減」という。
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20110323_02.html
 ということは、福島市では、木造家屋に居る人は27時間で、「石造りの家屋」(?)の人は34時間で年間被曝量に達することになる。ではそれが数ヶ月続いたらどうなるのか。加えて言えば、内部被曝はこれと別に考えなくてはならない。
 ぼく自身はこの間、何の運動もしていないので、口だけ出すのは気が引けますが、しかしできるだけ多くの人に考えてもらいたいと思い、メールした次第です。
鹿島拾市
       ★

鹿島による付記(4月15日)
 上記の文章は、4月4日付けのもので、その後、いくつかの進展があったので、付記します。
 まず、30キロ圏外の飯舘村などが「計画避難」区域に指定されました。しかし、現状では避難先や補償などについて国が責任をとる姿勢を見せておりません。村民の間で避難をめぐって議論が分かれているようで、このままでは避難そのものがうやむやになる可能性もないではありません。
 
 飯舘村住民の声(ツイッター)
http://twitter.com/#!/mizubasho0311
http://savefukushima.direx.ne.jp/hamadori/iitate/
 ツイッターをやっている人はぜひフォローして、村の人に必要かつ確かな情報をご存知でしたら、伝えて頂ければと思います。
 
 北海道新聞「飯舘村、人が住めるレベルではない」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/285811.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
 
 また、福島では福教組や、福島市の市民団体「原発震災復興・福島会議」と福島老朽原発を考える会(フクロウの会)などが独自に県内の放射線を計っています。
 
 原発震災復興・福島会議と「フクロウの会」による福島県内放射能マップ
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/post-9b59.html
 レイバーネット、福教組の動き
http://www.labornetjp.org/news/2011/0413yumoto1
 東洋経済「福島県内学校の75%が放射能管理区域レベル」
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/77b1f6c632e436b9bd3d14d5796877ee/page/1/
 レイバーネット「原発災害から子どもたちを守れ!院内集会報告」
http://www.labornetjp.org/news/2011/0413hokoku
 日刊ベリタ「グリーンピースが福島の汚染を調査」
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201104141215214
 原子力安全委「子どもは被曝量半分に」、文科相は否定「目標は20ミリ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000047-jij-soci

 今後、福島県での人々の動きを注視して頂ければと思います。
 そして、
①避難や被曝対策について、県や自治体に丸投げするのではなく国が責任をもつこと
②住民の被曝を防ぐことを最優先にすること
③国が被災者の生活を全面支援していくこと
─―を要求していくべきだと思います。
 中央のマスコミは、福島での避難の問題や被曝対策問題に及び腰で、判断停止しているように見えます。
 このままでは「何もなかったんだ、きっと大丈夫さ、明日のことは気にしないよ」という話になってしまう。福島県以外の人にとっては、それでよいのでしょうが。

向井孝『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』増補版、販売開始しました2011年04月16日 10:45


《黒 La Nigreco》パンフシリーズ
【増補版】
暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か
向井孝=著

B6版、並製、176頁、1,500円+税

▼旧版(2002年版)の内容に、「〈やり方〉としてのアナキズム」(1995年、東京で行われた長時間インタヴュー、2万8千字強)を増補!
▼向井孝、最晩年の「暴力論」関連論考をすべて収録!
▼全ページ新組。活字を大きく、美しく、読みやすくしました。前版のほぼ倍のヴォリューム(176頁)!

【取扱書店・infoshop・distro】
◇三月書房(京都)
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/sangatu/
◇模索舎(東京)
http://www.mosakusha.com/voice_of_the_staff/
http://www.mosakusha.com/newitems/2011/04/post_2142.html
◇IRREGULAR RHYTHM ASYLUM(東京)
http://irregular.sanpal.co.jp/
http://irregular.sanpal.co.jp/?p=4142
◇ALTERNATIVE DISTRIBUTION(名古屋)
http://alternativedistro.blog34.fc2.com/

*ほかに取扱店やディストロが決まり次第、本ブログにて発表します。

【直接販売】
*送料は「黒」発行所で持ちます。
*ウリの仲間へ、共同購入をぜひ!
 仲間、友人といっしょに、「2冊以上」がおすすめです。
 「5冊以上」の場合、ディストロの仲間と同じ掛け率にします。
1冊   1,500円
2冊以上 1,250円×部数
5冊以上 1,000円×部数
下記郵便振替口座に、注文分の代金を送ってください。
郵便振替 水田ふう 00840 - 9 - 34502
*通信欄に、暴力論ノート注文の旨、注文冊数を書いていただけるとありがたいです。確認してすぐ発送します。
問合 : lanigreco at yahoo.co.jp
  at →@ お手数ですが、変換をお願いします。

【ディストロのみなさま】
今回、委託はお願いせず、5冊以上、買い取り、そのかわり、掛け率を6.6まで下げる──という設定で販売します。
「黒」発行所のような極小自主出版活動には、委託販売はデメリットの方が多く、次の作品をつくるためにも、このような方法をとらせていただく次第です。どうかご海容ください。

【目次】

暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か
増補版
向井孝=著

刊行の辞──二〇〇二年の遺言

暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か

 1 生命力
 2 暴力とは何か
 3 ガンジーの非暴力、その意味
 4 国家と戦争
 5 非暴力とは何か
 6 擬似非暴力体制と民主主義
 7 ゲリラ、その人民性の問題
 8 非暴力直接行動とは何か
 9 非暴力直接行動、いくつかの問題
 10 一人の群れとして
  附記

暴力論ノート・補遺

▼ごく私的・脱線的に
立場と関係/弱い者の暴力・非暴力/組織、その内部攻撃性/暴力の変質と転換/擬似非暴力体制の現実/非暴力直接行動とは何か/歴史・非暴力直接行動・女たち

▼テロを超えるもの
提起として1──沖縄/提起として2──テロル/絶対状況とテロ/非暴力直接行動とは

▼〈やり方〉としてのアナキズム
【第一部】〈アナキズム運動〉のむずかしさ/反運動としての運動/自由連合の具体化/市民運動の行方/「震災」と運動/支援運動と自分の運動
【第二部】暴力をめぐって/人民の側の立場

解説にかえて わたしの非暴力直接行動ってなに? 水田ふう
増補版刊行の弁

「黒」刊行同人からのあいさつ2011年04月19日 08:18

みなさま、
長らく品切れにしていた向井孝『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』を、増補のうえ刊行することにしました。
《黒LaNigreco》パンフシリーズ『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』は──前書きに「2002年の遺言」とある通り、向井孝が亡くなる前年に刊行されました。
9.11を契機として、まつろわぬ民に「反テロ戦争」という殺りく宣言をした戦争国家群。アフガン、イラク爆撃と日本の加担に対する異議申し立ての運動の波間で、本書は千人の読者を得ることになりました。
運動局面が緊迫するとかならず、暴力・非暴力がさながら善悪の問題のように議論されますが、それとは別個の視点を提起し得たのではないかと思います。
そして、9.11から10年となる今年──3.11、東北・関東大震災が起きました。死者行方不明者2万8千、その津波被害のとほうもなさ、原発事故による放射能汚染の容赦のなさについて、ここで繰り返すまでもありません。
M9の巨大な地震は、人びとを裸足のまま、地面の上に放り出しました。しかし、誰が云い出すまでもなく動き出す、人びとの相互扶助、自治のちからをも、くっきりと浮かび上がらせました。それは、ふだんは目に入ってこないけれども、平穏さとともに既に私たちの手の中にあった、積極的な日常のちからなのです。
一方で、地震の衝撃は、私たちの平穏さをあたかも担保しているかのようにふるまっていた、社会制度の化けの皮をも引き剥がしたと云えるでしょう。瓦礫の上には、私たちの日常を覆い、まるで一体のもののように擬態していた抜け殻が横たわっています。それこそ向井孝が名づけた「擬似非暴力体制」そのものではないでしょうか?
そしてそれが、どれだけ根底的に、私たちと敵対するものであったか! 原発事故をめぐる政府、電力会社、原子力産業関連団体の「対応」を見れば、もはや説明は不要です。その抜け殻の中から、針とびするレコードのように、「日本人の美徳」「遵法精神」、「英雄」「侍」という声がくりかえし漏れてきています。

「復興」という名のもと、いままた、私たちの日常に覆いかぶさろうとしている、「擬似非暴力体制」を拒否しながら、私たちには、私たちしか持つことのできない、積極的な日常のちから、生き方、くらし方、闘い方、即ち「非暴力直接行動」をかかげる以外に、どのような途があるでしょうか。
被災者支援、反原発行動、震災後弾圧への対抗……「復興」を拒絶し、3.11以後を生きる仲間とともに、本書を共有したいと思います。
中島雅一
2011.4.16

10年ぶりに「暴力論ノート」を増補版で刊行しました2011年04月19日 08:18

こんにちは。ご無沙汰しています。
10年ぶりに「暴力論ノート」を増補版で刊行しました。もう全くその気はなかったんやけど、「増補版刊行の弁」にかいたようなことで、今年になって急におもいたちました。東京の印刷屋さんが「もうちょっと注文が遅れたら紙が用意できなかった」といわれたけど、地震のちょっとまえに版下が完成したのでした。
地震のあと毎日、一日中、テレビのまえで、もう茫然自失状態やったけど、どんな状況のなかでも人びとは生きていくんや。死んでも生きていくんや。瓦礫のなかでも生きていくんや。ひとびとは、ひとびとが本来もっている力で生きつづけていくんや──としみじみおもいました。いろんなおもいを今、共有してると実感します。
向井さんが残した『暴力論ノート──非暴力直接行動とは何か』を、一冊一冊、丁寧に売っていこうと思っています。
水田ふう
2011.4.18

自由と生存のメーデー2011 MAYDAY for FREEDOM AND LIVES──3.11/逃げる・つながる・追いつめる2011年04月27日 17:39

*会場・時間帯が「節電」の関係で変更になっていますのでご注意ください!

■メーデー集会
5月3日(火・祝) 15時半開場(フリーター全般労働組合事務所)
「原子力産業と労働者──『フクシマ50』の真実」
 お話:樋口健二さん……写真家。国家が揉み消す “暗黒労働” としての原発労働者の姿を追い続ける。著作『闇に消される原発被曝者』『原発 1973年〜1995年 樋口健二写真集』など。

■サウンドデモ
5月3日(火・祝) 18時半集合(新宿中央公園)

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