palestine peace song2008年11月27日 16:32

ウリコリアの仲間から。

palestine peace song
words and music by dopehead zo

this song is for peace in palestine
beyond the long isolation wall

no more occupation
no more massacre
for liberty and equality

this song is for liberation of palestine
beyond the long isolation wall

being cut off
we will connect with each other
and sing this song
with joy

female workers
irregular, precarious workers
overcoming the long years of mistreatment

no more discrimination
no more exploitation
for liberty and equality

no matter how differenet languages we speak
even though we live in differnet worlds
we're all for a world without oppression

being cut off
we will connect with each other
and sing this song
with joy

* mp3 file dowbload http://dopehead.net/files/palestine-liberation-02.mp3

大逆事件紀州組石碑2008年11月11日 15:47


松本の仲間からおくってもらった写真。
標石に刻まれているのは、大逆事件でとらえられ、死刑で殺された2人を含む、紀州組6人の名前。(MN)
*http://www.shinguu.jp/modules/guide/index.php?lid=39&cid=1

わたしら貧窮組の末裔や2008年10月31日 13:27

 六十億もする豪邸ってどんなんやろ。わたしもこんど東京にいったら、友達さそて風船もって弁当もって、是非いっぺん見物にいこ。
 それにしても、政治家を三代も続けるとそんな豪邸ができるんやなあ。政治家いうのはよっぽど儲かるとみえる。しかし給料だけでそんな財産ができるわけないから、やっぱりひとにはいえん悪いこといっぱいしてきてはるんやろ。
 それが証拠に、ひと目豪邸をみたろいうて、貧乏人が友達さそて見学ツアーを企画して「規則を守って」歩道を歩き出したとたん三人逮捕や。風船やプラカードもって歩いてただけやで。こりゃ尋常やない。よっぽど後ろ暗いことあるんやで。

 それにしても、あそうさんの顔を見てつくづくおもうんやけど、生まれたときからなんの不自由もない暮らしをしてきはったんやろとおもうのに、なんであんなに顔がゆがんでんのやろ。なんであんなに口がひんまがってんのやろ。これが大金持の顔や。これが一国を代表する首相の顔や。思わず顔をそむけて、目を消毒したくなるわ。
 
 だいたい街頭に出て自分らの意見を表現するのに、ナントカ条例によって制限つけられること自体わたしら納得してるわけやないねん。力関係でしょうことなしに風船も下までさげて歩いてるんやから、せめて自分らがつくった法律ぐらい守らんかいな。もうなりふりかまわんいうかんじやな。これが敵の本性や。

 わたしらは貧窮組の末裔や。
 金持いうのはやっぱりわたしら貧乏人が恐いんやな。貧乏人の反乱がいつおこるかいうていつでも警戒してるんや。こんどの一件はそれをよーく表してると思ったな。
 貧乏人はあっちにもこっちにもいるでえ、いつでも、どこにでも出没するでえ。
 あそうさん!せいぜい貧乏人に気ぃつけやあ。(風)

// でてこい3人! でてこい麻生!! //麻生邸リアリティツアーの不当逮捕に抗議する集会2008年10月31日 13:23

○日時:11月6日(木)19時~
○場所:総評会館203号室(千代田区神田駿河台3-2-11 TEL03-
3253-1771)
○交通:地下鉄東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3出口すぐ。東京メトロ
丸ノ内線「淡路町駅」B3出口徒歩5分。都営地下鉄新宿線「小川町駅」B3出
口徒歩3分。JR「御茶ノ水駅」聖橋口徒歩5分

■ 主催:麻生でてこい!! リアリティツアー救援会 ■
連絡先:asouq(at)sanpal.co.jp (at)を@にかえてください。
blog:http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/

 10月26日、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉のプレ企画である「リアリティツアー2――62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」において、3名が不当逮捕されました。現在、3名ともに10日間の勾留がつき、いぜんとして身柄を拘束されたままでいます。わたしたちは、警察によるいわれのない弾圧に、はげしい怒りを感じています。
 しかし、世の中に無数に存在するツアーのうち、なぜこのツアーだけが妨害されたのでしょうか。いまわたしたちの身のまわりで生じている「格差」「貧困」は、あきらかに政権与党の政策に原因があります。小泉から安倍、福田にいたるまで、政府は金持ちを優遇する一方で、貧しい人びとを切り捨てる新自由主義政策をすすめてきました。麻生内閣も、従来の政策を変更するきざしはまったくありません。
 最近の報道では、土地だけでも62億円といわれる大豪邸に住み、射撃や飲食にいそしんでいる麻生首相の浮世ばなれした暮らしぶりが報じられていました。
 ツアーは、そんな人物が「格差」「貧困」の問題を解決できるのか、大豪邸をこの目で見て、話をしてみようという趣旨のものでした。警察は、このような趣旨をもったツアーを意図的に妨害し、不当逮捕を行ったのです。
 わたしたちは、警察の非道をぜったいに許すことができません。ありもしない罪を着せようとしている警察に断固抗議し、3名をすぐに釈放させるために、ぜひいっしょに声をあげてください。
 3人を返せ。「格差」「貧困」を作りあげてきた責任者であり、今回の警察の不始末の責任をとるべき立場にある麻生太郎首相はここへきて応えろ。
 でてこい3人! でてこい麻生!!

リアリティツアー不当逮捕弾劾声明2008年10月30日 14:49

麻生でてこい!!リアリティツアー救援会
不当逮捕弾劾声明

 10月26日、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉のプレ企画として実施された「リアリティツアー2--62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」において、3人が逮捕され、現在も留置場に身柄を拘束されたままです。私たちはこの逮捕の不当性をここに明らかにするとともに、仲間を連れ去った警視庁公安部および渋谷署に強く抗議します。

■リアリティツアーの目的
 人材派遣会社社長の「ピンハネ御殿」を見学した第1回につづき、今回のリアリティツアーは、その土地だけでも62億円ともいわれる麻生太郎氏の大豪邸を眺めて帰る、というものでした。この間、連日のように麻生首相の金銭感覚をめぐる報道がなされていますが、私たちにもたらされた貧困と格差を解決すべき立場にあるこの人物がどんな暮らしをしているのか、と。しかしこのツアーは、警察
によって解散を余儀なくさせられたのです。

■不当逮捕の経緯
 午後3時、渋谷警察警備課長は渋谷ハチ公前広場に集まった私たちに「歩道で行くぶんにはいいです」「麻生邸まで5、6名ずつ行く分には構わない」等の連絡をしてきました。私たちは、3、40分ほど、ツアーの告知を行った後、およそ50名ほどで、歩道を歩き始めたのです。渋谷警察署との話し合いのとおりに、風船やプラカードを引き下げ、拡声器も使用せず。
 そのわずか5分後、ゆっくりと道玄坂下にさしかかろうとしたそのときです。人ごみのなか、私たちのいちばん前の位置でツアープラカードを目印にもっていた仲間が腕をつかまれ、路上に組み伏せられました。警察は「いけ!いけ!コーボー!コーボー!」を合図にさらに2人の参加者を羽交い絞めにし、3名ともに連れ去っていきました。報道では警察が「再三にわたり警告」したとされていますが、ツアー出発時をのぞいてそのような警告は受けていません。3名の逮捕理由は公安条例(注)違反や公務執行妨害となっていますが、その事実がないことは、私たちが記録した映像にすべて明らかです。また、「参加者が警察に暴行を加えた」といった報道は、警察の意図的な歪曲によるものです。参加者が警察に暴力をふるったという事実などいっさいありません。

■接見妨害と不当な10日間勾留
 その後、3人が留置された渋谷警察署に、私たちは不当逮捕を弾劾するとともに、接見と差し入れを求めました。しかし同署は、接見禁止処分がだされていないうちから面会を拒絶し差し入れも拒否しました。また5時ころ到着した弁護士に対しても接見を認めず、到着後2時間にわたって弁護士接見を妨害しました。面会と差し入れが可能になったのは、午後7時を回ってからです。その後、28日になって3名には10日間の勾留と接見禁止処分がつけられました。警察は不当な弾圧を加えたばかりか、接見交通すら妨げ被疑者の法的権利をも公然と蹂躙し、不当な監禁状態を続けているのです。

このような非道を、私たちは絶対に許すことができません。
 私たちには、いつから歩道を歩く権利がなくなったのでしょうか。数十名の警官に歩道を歩く私たちを過剰に規制させ、まるで予定していたかのように弾圧の命令を下したのは誰でしょうか?
 虚偽の情報をマスコミに伝え、3人にありもしない罪を着せようとしているのは? 
 警察はいつもこのように、自分たちから仕掛けてきて、その禍いを私たちになすりつける。
 麻生首相の豪邸を「見物」されることすらおそれる警察は、私たちの仲間の自由と生活を踏みにじることにはいっさい躊躇がない。
 警察は麻生を守る。
 ならば、私たちは私たちを守る。

怒りをこめて言う!
3人の仲間を、即時解放せよ!
ツアーへの不当弾圧を、謝罪せよ!
麻生太郎首相は部下の不始末の責任をとれ!

2008年10月29日
麻生でてこい!!リアリティツアー救援会

注)東京都公安条例は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」(憲法21条)」とした憲法に違反している。だがその条例においてすら「この条例の各規定は、第一条に定めた集会、集団行進及び集団示威行動以外に集会を行う権利を禁止し、若しくは制限し、又は、集会、政治運動を監督し若しくはプラカード、出版物その他の文書図画を検閲する権限を公安委員会、警察職員又はその他の都吏員、区、市、町、村の吏員若しくは職員に与えるものと解釈してはならない。」(第6条)としている。


わたしたち救援会は、ツアーにたいする今回の不当弾圧に断固抗議するとともに、3名の即時釈放を要求します。抗議声明への賛同をお願いいたします。

声明に賛同します
★賛同
・個人の場合
お名前     (             )
肩書き(あれば)(             )

・団体の場合
貴団体名    (             )

★連帯・支援のメッセージ(お願いします)





声明賛同ないしメッセージはasouq(at)sanpal.co.jp に送ってください。※(at)
は@に置き換えてください

★救援会カンパ宛先
・郵便振替 00110-6-317603 口座名 フリーター全般労働組合
※通信欄に「asou」または「あそう」と大きくお書きください

・銀行振込 みずほ銀行 中野北口支店(243) 普 1025488 ヤマグチモトアキ

麻生でてこい救援ブログ2008年10月27日 16:02

62億円の豪邸を見物に行こうとしただけで逮捕ぉ!?!?
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/

『ハードスタッフ』の帰還2008年10月27日 16:01

『ハードスタッフ』12号ビラ

天王寺の市営住宅に「13階」がまだあったころ、年に一度くらい虹の会の集まりがそこであった。そのときか、あるいはソウルの仲間が大勢で泊まり込んでいたときのことだったと思う。
エレベーターのちかくですれちがった髪の長いひとがだれだかはひと目でわかった。
そのことをふうさんにいうと、風貌におぼえがあるらしい。
ああ、あのひとなら集会のビラ渡したこともあるけど……何やってるひとなん?
アウシュビッツってバンド……
15年ぶりに発行される徳島の小西昌幸さんの雑誌『ハードスタッフ』は、そのひとの特集だ。
追悼総力特集《林直人の夢の丘》
発売はおそらく今月半ばではないかとのウワサだけれど、模索舎に入ったらすぐに買いにいくつもり。(MN)
*http://noise.livedoor.biz/archives/2008-10.html#20081026

『ハードスタッフ』12号
B5判 192頁 定価1,600円+税 2008.10.28発行
■昔「ゲゲゲの鬼太郎」で目玉のオヤジは、鬼太郎が人生最大の危機に陥ったとき、「幻の汽車」を走らせ我が子を救ったのだった。その「幻の汽車」は、愛する者が傷つき倒れたとき、それを心底救いたいと願う強い心があって初めて、遠い地の果てからやってくるのだという■今、雑誌界にも「幻の汽車」が走ろうとしている。人の心と自然が汚れきった新世紀初頭、深く澄んだ精神の脈打つ雑誌が「幻の汽車」のように走ろうとしている■人はそれが『ハードスタッフ』というミニコミの十二号であることをやがて知ることになるだろう。そしてその発行までの十五年間の苦闘を、人は己の胸に問うことになるだろう■同志諸君、誠に誠に永らくのお待たせだった。大地を揺るがせて『ハードスタッフ』堂々帰還!■地方・小出版流通センター取扱い。最寄りの書店から注文できます。「地方・小出版流通センター取扱いの先鋭疾風社発行『ハードスタッフ』12号を注文します」とお伝え下さい。2週間程度で届きます。

The Exのギタリスト/Andy Moorのツアー2008年10月26日 11:38

アムステルダムのバンド、The ExのギタリストAndy Moorが詩人のAnne-James Chatonと来日。ひっそりと?ツアー中のようです。
このブログをみているひとからすれば、The Exといえば、まずはこれ?
1936, THE SPANISH REVOLUTION
http://www.theex.nl/disco/1936.htm
あるいは、Tom Coraとの名作
SCRABBLING AT THE LOCK
http://www.theex.nl/disco/scrabbling.htm
あたりが知られているかも。
The ExともExオーケストラとも、TERRIE EXの諸々のプロジェクトともまったくちがったアプローチになると思われますが、ネットで集めることのできた情報を、身の回りの仲間と共有しときます。(MN)
http://8924.teacup.com/labourltd/bbs/1036
http://labourltd.exblog.jp/8592210/
http://www.myspace.com/andymoortheex
http://aj.chaton.free.fr/angl/agaccueil.html
http://www.theex.nl/

残念ながら、19日、福岡の公演は既に終わってしまったみたい。
2008/10/28 20:00 Urban Guild KYOTO
2008/10/30 20:00 CAFE PARLWR NAGOYA
http://www.parlwr.net/2008/10/andy-moorfrom-t.html
2008/10/31 20:00 LOOP LINE TOKYO
http://www.loop-line.jp/
2008/11/2 20:00 RED BRICK WAREHOUSE YOKOHAMA
http://www.yokohama-akarenga.jp/hall_space/calendar0811.html
↑この関連と思われるが詳細は?
2008/11/4 20:00 KID AILACK ART HALL TOKYO
http://www.kidailack.co.jp/

ひとは夢でつながる。その夢は、ただの夢ではない――「死刑廃止!! 殺すな!! 105人デモ」を終って2008年10月22日 09:50


 今年の初め「十月の世界死刑廃止デーにデモをしよう!」と、思いたった。
 それからというもの、ひたすらデモだけできたもんやから、終って一週間になるというのに、まだ頭の中をデモがぐるぐるかけまわってる。
 翌日はなんともなかったけど、二日目あたりから足の付け根、背中、腰が痛くなってきた。(なにしろ先頭にいったり後にいったり、転んだりして走り回ってたから)喉もかすれ気味。右腕がしばらく痛かった。(マイクで大声を張り上げてたせいや)

 鳩山元法相が「ベルトコンベヤー式」を言いだして、二ヶ月にいちどの速さで十三人も処刑してしまった。
 こんな法務大臣、戦前戦後を通じて他にはいてへん。「八割の国民の支持があった」と言い切って開き直ってた。マスコミの煽動によって世間もこれを支持?して、「死刑廃止」なんて言おうものなら石でもとんできそうなフンイキや。よし、そんなら、そんな世間にむかって、あえておおっぴらに「死刑廃止」を宣言して街をデモろう――と思ったんやった。

 犯罪白書によると、殺人事件は戦後三〇〇〇から一三〇〇まで減っている。被害者の数でいうと七〇年代半ばで一二〇〇人やったのが二〇〇七年で六〇〇人を切っている。最近ではそれがさらに減少しているというのに、死刑判決は逆にどんどん増えて、一九九〇年、死刑確定囚は四六人やったのが二〇〇八年には一〇五人にまでなってたんや。
 それまでまがりなりにも「死刑はやむを得ない」やったのが、いつのころからか「死刑こそが正義」に変わってしまった……。

 「正義」こそ恐ろしい。合法的になんぼでも人を殺せるんやから。
 「死刑賛成」というあなた! 「殺せ 殺せ」というあなた! それはほんとうにあなた自身のなかから出てきた言葉なのか? マスコミや世間の声に惑わされて出てきた声ではないのか―― 戦争中みたいに「あいつは敵や」「敵は殺せ殺せ」と同じような心裡状態になっているんとちがうんか―― いま、この国には一〇五人の死刑囚がいる。あなたは、本当に、この一〇五人を殺せというのか。これだけの人を、あなたは、自分自身の手で殺すことができるのか――いうて歩こうと思ったんや。一〇五人という数を具体的に目に見える形にして歩こうと思ったんやった。

 しかし、一〇五人、ほんまに集まるやろか。
 なにしろ「かたつむりの会」のメンバーは三人。十五年まえ〈死刑廃止フォーラムいん大阪〉と〈かたつむり〉でデモをやったとき、集まったのは三十人足らず。
 集会でもやっぱり三十~四十人くらいかなあ。
 「かたつむり」で二ヶ月に一度発行してる「死刑と人権」の読者は全国で三〇〇人ほどいるんやけど、年令も高齢化してる。「風」の読者もそれと似たようなことや。遠方からきてもらうにはしのびない。
 わたしも「かたつむり」といいながら、犬山に越してきてから大阪は遠くなって、ここ十年以上、死刑執行があって大阪拘置所にいく以外、ほとんどなんの動きもしてない。なんとか関西近辺からきてもらわんことには――と思って、ともかく大阪通いを始めた。
 「死刑と人権」に同封した九月一六日付けのビラに、「参加者・ただいま七四人! デモまであと二八日」とかいてる。この段階では、ほんまに一〇五人集まるやろか――とかなり悲観してた。
 デモの前日になってやっと一〇五人になったけど、ギリギリまで心配やった。
 それがなんと、十月十二日の日曜日、南堀江公園に全国十六都府県から二〇〇人以上もの仲間たちが参集した。一八〇人くらいという人もおったけど、二五〇はたしかや、いや三〇〇人はいたでという者もいて定かではないんやけど、首に一~一〇五までの番号をぶら下げてた人が、下げてない人の群に隠れるほどで、「死刑囚」を探すのがむつかしいくらいやったから、デモでは一〇五人の倍以上いたのはたしかや。口から口の口コミで広がっていったんやろな。

 今年のはじめに思い立ったとはいっても、デモ案内の手紙ビラをだしたのは四月はじめ。それを持ってあちこちに顔をだしながら、デモに続く前段として〈裁判員制度と死刑〉の連続講座を企画。ところがやってみて、参加したほとんどは死刑制度より裁判員制度の方に関心があって来た人たちで、デモとは結びつかんかったなあ。それでいったん連続講座は休憩してデモのことに専念せなあかんわ、とあわてだしたのが七月。
 七月五日、大阪の若い衆が〈G8反対〉で〈環状線ぐるぐる行動〉をするというメールを送ってきた。さっそくデモのお誘いビラも持って待合せの「福島」駅に出かけてみると、まあ、ベビーカーをひいたり赤ちゃんだっこしたり、お腹の大きいひとや、ほとんど二十代三十代前半の若者たち十七、八人。そこになんと警察が五十人以上もきて取り囲んでるんや。その警官隊が電車にいっしょに乗り込んでくるから、予定の車内ビラ配りは中止して、座席に座ったり、立ったりしたそのままで、あちらとこちらで大声で〈反G8〉掛け合い漫才? それには警察も手が出せなくてみんな大満足。さしずめ車中寄席というわけや。

 八月の十六日にも若者たちの「のびのびサウンドデモ」というのがあって、かたつむりの三人とビラ持って行ってみると「環状線ぐるぐる行動」にきてた人らとまた会った。
 サウンドデモいうのは先頭のトラック荷台にサウンド機材を積み込んで、プロやセミのDJがそれを操作してガンガン音を出す。東京で始まったこのサウンドデモは、若者の間ではやっぱり人気がたかい。
 わたしも東京で最初の頃何回か参加したけど、やみつきになりそうやった。三年前に名古屋の仲間とやったサウンドデモも、東京からプロのサウンド機材を積んだ仲間がきてくれて、ビルの谷間を震わせるような、それはそれは大音響で、体の芯にズンズン響いてなんともここちいいねん。
 しかしサウンドデモいうことで、それまでの反戦デモなんかではみられん、警察の異常な対応やったことも覚えてる。

 この「のびのびサウンドデモ」は取締りもそれほどきつくなかったし、大音響というわけではなかったけど、体に響くサウンドに乗って、文字通りみんなのびのび踊ったり、明るい顔つきで、「貧乏人の一揆だあ」などと叫んでる。
 「これが噂のサウンドデモか」いうて、かたつむりの二人もうれしそうに歩いてたな。百人ちかくはいたやろか。(その勘定でいくと、一〇五人デモは、やっぱりこの日の三倍近くはいたなあ?) そして、この月から「環状線ぐるぐる行動」を企画したGたちが相談会に来てくれるようになって、「かたつむり」はいっぺんに活気づいたんやった。
 そうなると人が人を呼ぶんやな。「サウンドデモでビラをみて」といってKくんが来るし、「デモの案内を友人のブログで見て」いうてSさんが加わり、自分でもビラをつくって(わたしらのセンスではとてもつくれん面白いビラや)、自分のバンド仲間や、あちこちに千枚近くも撒いてくれたり……頼もしいというか、うれしいちゅうか。こうやって新しい仲間に出会えるいうことが、何かをやる醍醐味やなあ。

 八月四日、出発地点の公園がやっと決まって撒きビラができたんやけど、それを「おさきまっくろ」のブログにのせたら、一気にブログを見るひとがふえた。それまでせいぜい一〇〇くらいやったのが三〇〇くらいにも上がったんや。
 デモが終った後も四〇〇ちかいひとが見てたし、これはもう公安やらだけではないやろ。デモに参加した仲間や、デモに関心をもってみてくれてるひとにちがいない。

 「死刑と人権」の読者の年齢層は、わたし(六十代)と同じくらいか、それよりちょっと上か下か、いずれにしても、五十代以上やろ。しかし当日の顔ぶれを見てみると、六割がたはわたしの知らない二十代~四十代で、あとはいろんなところで顔を会わせたことのある、大阪や各地でいまなお、それぞれなんらかの市民運動にかかわりながら死刑の問題にも関心をよせている五十代以上の人たちが三割――いうかんじかな。(残り一割が主催者周辺)
 ほんまに、このいろんな年代層がそれぞれの場所から一つのデモに集まったいうことが近ごろではめずらしい。めずらしいだけやなしに、いろいろなんが集まるとそれだけで不思議な相乗作用が起きるんやな。
 これこそ自由な連合がつくりだす相互補完的活気というか……ベビーカーをおした子どもづれ、車椅子のひと、紳士淑女はおらんかったけど、若いにいちゃんねえちゃん、おっちゃんおばちゃん、服装も派手なのから地味なのから、うさぎの着ぐるみきた中学生もいたな……にいちゃんが警官とやりあってると、おばちゃんがとめにはいるし……おばちゃんが転ぶとにいちゃんが起こしてくれるし……車椅子を交替でおしたり……にいちゃんがこどもをみたり……マイクも交替でつぎからつぎと誰かがしゃべってるし……なにしろ主催者メンバーいうても五人きりみたいなもんで、当日各地から来てくれた人に急きょ受付けやらスタッフやらをおねがいして、あとはもうそれぞれ、その場その場で役割を買って出て、デモ百戦錬磨のひともきびきび動いてるし、頼もしいかぎりやった。

 今回のデモの先陣を切ったのは、高さ三メートル以上もある「だんじり」。これを思いつき作ってくれたのは、「環状線ぐるぐる行動」のGたちや。つくった本人たちが、「たぶん、これは大きすぎて警察とモメルで」と言いながら公園で組み立てをしてたんやけど、高さの規制は許可条件には入ってなかったから、こんなん予想もしてなかった警察は、いまさらどうすることもでけへん(次回からはごちゃごちゃ言われるかもしれんけど、その「根拠」はどこにもない)。
 「だんじり」にはサウンド機材を積むことにしてたけど、軽トラで申請すると、勝手に「暴れるサウンドデモ」を警戒されて警備がきつくなっては困るから、あえて「人の力で動かす車――人力車」で申請したんやった。
 この「人力車」を見て「だんじり」や、とうまいこと表現してくれたのは、泉南のひとやったけど、まさにそうやった。「だんじり」は大活躍や。なにしろ目立つ。(ほんとうは、このやぐらには、Gたちの仲間が一日がかりで作った手書き手縫いの幕で覆われるはずやったけど、それが乾かしてた公園から盗まれて残念無念! 改めてつくった幕に足して、ノボリ旗用につくった「叫びたし寒満月の割れるほど」の長い旗を垂らしたんやけど、遠くからも沿道からもよく見えた。デモ隊の中からつきでた十五本のノボリ旗も「一揆」みたいでなかなかよかった。)

 祭の「だんじり」は、前に進むだけやなしに後にもどったり横にゆれたり、ぐるぐるまわしたりしながら進むもんや。デモの源流は祭にある。郡上祭は百姓一揆で殺されたものたちの怒りの表現やった。(デモ申請で、祭りやったら道路いっぱい許可がでるのに、デモやったらなんで許可せえへんねん、エコヒイキするな言うたら、祭とデモとは違うんやと)
 当然この日の「だんじり」も後にもどったり横にゆれたりぐるぐるまわったり……それで一しゅんひとり逮捕されそうになって、もみくちゃになった場面もあったけど、無事にすんでこれはほんまにホッとした。

 福岡から参加のTさんが「不思議な二〇〇人の集まりやった」とメールくれたけど、考えるとほんまにそうやった。
 Mちゃんも「死刑廃止というと人権派というか宗教関係というか専門家というか、死刑廃止を言っている人たちの『とくべつさ』みたいなものが、つきまとっていたのだけれど(そうじゃないことの、いらだちもあった)なんだかストレートに死刑はやめよう! と、みんなで叫べて、それがちっとも違和感なくて連帯感あって、うれしい気がしました」とメールで言ってきたけど、今回「一〇五人デモ」に参集したひとたちは、これまで「死刑廃止」運動とは、あんまり縁がなかったひとたちではなかったかな。
 GたちやSさんKさんたちからして、「死刑」について考えたり、「死刑」のデモをするのは、今回が始めてやったと思う。
 デモの一週間前、デモ参加を申込んできたひとたち八十七人に、一〇五人で沿道のひとたちを惹きつけるデモをどうやるか――「デモについての下書き」という手紙を送った。そのとき警察がどうでるか、もしもめるようなことがあったらどうするか。これはぶっつけ本番「法務大臣」「看守」「番号をぶらさげた死刑囚」の「芝居じたてのデモ」なんです――いうつもりで。でも、そんな小細工、デモが出発したらふっとんでしもた。

 「アメリカ村」を通る――いうことで警察とさんざ押し問答したんやけど、ここはちかごろ、いまどきの若者たちが集まる大阪名所のひとつなんや。せまい道路をはさんで両側にびっしり店がならぶ商店街や。それも日曜の午後やから、そりゃあごったがえすほどの若者たちが歩いてるわけや。その真っ只中に「だんじり」先頭に、死刑廃止集団が登場したもんやから、みな立止まって目をぱちくり、口をあんぐり。Sさんの太鼓がドンドン鳴り響く。「わたしは、ほんものの法務大臣です」の演説も、「死刑囚一〇五人」の訴えも耳を傾けて聞いてるようすや。ビラにも手をだしてくれる。罵声もあったけど、石なんて飛んでこんかった。受取ったビラを高くかざしてデモを見送ってくれた服屋のおにいさんもいた。
 日曜の御堂筋もたくさんの人出や。松竹座の前なんか鈴なりになってデモをみてた。杉良太郎のファンのひとらも珍しいんやろ、けっこう注目してたなあ。

 この感じからすると、誘導尋問ではない、ちゃんとした世論調査をしたなら、八〇%死刑支持なんてことにはならんと思ったな。
 いままでテレビからは「死刑」「殺せ」いうことばしか聞こえてこんかった。それが突然、二〇〇人以上もの「死刑廃止」集団が「だんじり」を押し立てて現れ、「殺すなー」「死刑廃止ー」「死刑は人殺しやー」いうおおっぴらで、まっすぐな叫びが聞こえてきたもんで、びっくりしたんやろ。
 世の中には「死刑廃止」いうことばがあって、「死刑廃止」を叫ぶ者たちがこれほどもいるんや――とはっきり目に焼きついたにちがいない。

 「死刑廃止」は特別な信念をもった人だけの特殊な思いではないねん。「殺されたくない」「殺したくない」という、これはもうリクツではない、わたしら誰でもが持ってる、生き物として備わってる、本能的な感覚からでてくるものなんや。そやから、「死刑は人殺しなんや」「殺すな」の叫びは人のこころにとどくはずや。
 時に「犯人」に向かって「あんな奴はやっぱり死刑や」という思いがでてくるのも「殺されたくない」という思いとつながってあるもので、自分のなかにもあるものや。
 そやからこそ、わたしらは「殺せ」ではなく、誰でも持ってるもう一方の感情「殺したくない」「殺すな」――を、こんな殺伐として、ひどい世の中やからこそ、声限りに叫びたいんや。

 このおおっぴらでまっすぐな叫びは、死刑執行命令をだす法務大臣一人にむけられたものではもちろんない。国家そのもの、政府そのもの、そしてなによりこの「クソ社会」に向けられた異議・異和・反対の叫びなんや。そうしたものたちがこのデモに集まってきたんやないか。
 その怒りのエネルギーがあんなにも高揚したデモをつくりだしたのにちがいない。
 死刑廃止は、本来の素朴単純な「人を殺すのはいやや」からはじまって、国家そのものを対象とせざるを得ないラジカルな質をもってる。自分がどんな社会を理想とするか、その在り方・質が問われる運動でもあるんや。

 いまは夢が失われた時代やそうな。
 「死刑廃止」も現実路線として「終身刑」の導入がいわれている。しかし、獄中処遇の具体的な改善を一つひとつかちとってきた仲間にも、あるいはデモで何が変わるんやいうひとにも、わたしは言わずにはおれん。
 「死刑廃止」には「死刑廃止」にとどまらない、深い夢があるんや。運動から夢をとったらそれは運動ではない。
 夢を追って、その「過程に奮迅する」――いうのがわたしらのご先祖さんからの教えなんや。

 デモの後、六十五人も残った交流会の場で、安田好弘さんが言われた「なんで終身刑か」という話しは、だてやおろそかには聞けんはなしやった。わたしは安田さんが好きやし、はなしに心をうたれた。しっかり覚えておこうと思ってる。
 「終身刑反対」のわたしは、安田さんとは立場考えが違うけど「死刑廃止」をいっしょにやっていく仲間やと思ってる。

 いままで運動いうのは、分裂・抗争の歴史やった。運動いうのは、違う人といっしょにやるもんや。しかし、いまだにそれは実現されてない。違うものと自由に連合する――いうのが、わたしらの夢や。
 人はやっぱり夢でつながっていくんやと思う。そのことをつくづく思い、実感したデモやった。
 「死刑廃止!! 殺すな!! 105人デモ」に参加してくれた、応援してくれた一人ひとりと、握手を。

いかなる死刑にも反対!
殺したくない 殺されたくない!
生まれたら殺されることなく、殺すことなく生きられる社会を!

水田ふう

死刑廃止京都集会 2008 秋2008年10月16日 11:11

2008年11月1日(土)13:00 開場
京都大谷ホールにて

◆オープニング 13:15~ Don't Kill Live
 佐渡山豊(シンガーソングライターfrom 沖縄)
  Swing MASA (Jazz Saxophonist from New York)
◆講演 14:00~ 「人を裁くということ」
  高村 薫(作家)
◆シンポジウム 15:00~
  高村 薫(作家)
  安田好弘(弁護士)
  木下達雄(浄土宗・大林寺住職)

*日本の死刑制度は、世界の多くの国が廃止する流れに逆行しています。
 死刑判決が増え、鳩山元法相は「ベルトコンベアー」のように人の生命を処理し続けました。マスメディアは世論が死刑制度を支持していると強調するだけでなく、感情をあおり立てる役割を果しました。
 その結果、多くの人が裁く側の高みに立って、事件のことを語ります。しかし、そのような傾向はきわめて安易で、危険だといえます。
 私たちひとりひとりが、しっかりと事実を見つめ、悩み、迷いながら考えるべきではないでしょうか。この日は「人を裁くということ」を、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。

■主催 死刑廃止 KYOUTO-2008秋
 参加費 ¥1000-
 問い合せ先 tel. 080-5325-2690
  E-Mail kyotouzuz2008@yahoo.co.jp

■会場 大谷ホール tel. 075-371-6181
 京都市下京区諏訪町通り六条下る上柳町215(東本願寺北側)
      「京都駅」より徒歩10分。
       地下鉄烏丸線「五条駅」より徒歩2分。
       市バス「烏丸六条」バス停より徒歩2分。
     *駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。

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