こんなくらし、誰が頼んだ? ― 2007年06月27日 16:48
先週、土曜やったかな、松本のTくんから「いまからちょっと寄っていいっすか」という電話。
夕方から名古屋で(パンクの)ライブがあるので、それに行く途中やという。T君とは3年まえ名古屋でやったサウンドデモが縁で付き合いがはじまったんやけど、地元でも仲間といっしょにいろんな活動をやってるようや。
「このまえ、六ヶ所村の映画会をやったんっすよ。でも、あとの話し合いで、反原発を言うからには、今の、じゃんじゃん電気を使うひとりひとりのくらしをまず見直すことから、みたいな話になったんだけど、オレ、ちょっと違和感があったんっすよ」「ふうさんは、どうおもいます?」っていうから、わたしは「じゃんじゃん電気つこて、反原発いうたらええんや」と答えた。
だいたい、わたしらは、じゃんじゃん電気つこてるんやなくて、つかわせられてるんやんか。わたしらに何の相談もなく、ある日駅に行ったら、自動改札になってるし、アパートを立ち退きさせられて、高層アパートに強制移住させられ、電気料金はらわんかったらトイレも流せん。これでもかこれでもかと道路と車をつくり、地上の熱は上がりにあがって、年寄りにつらいから、わたしんとこもついにクーラーを買うはめになったんやんか。こんなくらし、誰が頼んだ?
まるでわたしらが電気じゃんじゃんのくらしを頼んだみたいな言い方をするけど、間違えたらあかん。これはみんな企業と国が一体になってつくり出した陰謀やんか。自分ちの電気は、しょせん所得が最低(うちの場合はひと月8万円の生活)なんやから、電気じゃんじゃんいうてもしれてるわい。
そやから電気の節約というよりお金の節約で、電気を消すいうことはあるで。だって、電気いうのはな、一度つくったら貯められへんのやから。電力会社は、夜中でも電気つかってもらわなこまるんや。足りんのは困るけど、ふだんはいつも余って困るほど電気があるから、水力発電所で下に落とした水をまた上にあげるための発電所を原発の電気でつくったりするんやから、一体なにをやってるんだかや。広島の原爆ドームの夜の照明を消したいうて、節電の宣伝してたけど、ほんまによういうわ。
わたしらだけひたすらウラもオモテもない従順さを育てられ、気がついたらおさきまっくらや。わたしはいちいちいまいましいから、車も持たんし、自動改札もなるべく通らんし、缶ビールも缶ジュースも買いたくないし、暑くてもクーラーはつけんし、電気代は断乎自動払いを拒否し、指定日払いいうて、毎月支払い期限ぎりぎりの日の夕方5時にとりにきてもらってるけど、そんなもんは意地の一念で……。
なにしろ、わたしらは電気じゃんじゃんつこて(つかわされて)るからこそ、なにがなんでも、原発に反対を云いつづけるしかないやんか。(風)