超こわいっす! ( ̄〜 ̄)ξ裁判員制度2007年02月15日 11:25

 今日は私の大好きなFさんの誕生日。仕事の休みをとり、ささやかだが名古屋の仲間でお祝いし、とてもこよない愛しい時間を過ごした。
 そのなかで最近気になる話題として(警官が死んだニュースで、公務死を美化するお国のために死んでえらいぞ系の報道の仕方の気持ち悪さでも盛り上がったが(笑))、裁判員制度の話が出たので、家に帰ってから調べてみることにした。

 そしたらほんとにえらいことやのんι(◎д◎)ノヾきいてー
 裁判員制度は、くじで当たった国民が裁判員として仕事も休んで(え?生活費は?)殺人などの重い凶悪事件の刑事事件のみに強制的に参加させられ、有罪か無罪か懲罰の内容の判断をさせられるという。(きゃー嫌ん(>_<)他人の命や人生に責任負うんかい?)
 そんでもってね、びっくり!(゜_゜)
 運悪く選ばれちった人は、裁判所に行く義務があって、行かなければ10万円払わないかんのやて。裁判員になった人は丸裸に嘘偽りなく、自分のことをさらけださなきゃいけない義務があるらしく、その情報は国家に握られ(はぁ〜)、自分の顔を傍聴の人々に見られ、終わったあとも、守秘義務があってね、秘密を漏らしたら6ヶ月の懲役または150万円の罰金なんやて。その守秘義務は死ぬまで続くんさ。(なんかありえんくて笑えてくるなー)
 これが2年後には実施されるっていうんだから愕然としちゃった。いつのまに勝手に決まっとんの?
 しかしアンケートでは、
 ★重要な判断をする自信がない
 ★仕事に影響が出る
 ★逆うらみにあうのイヤ
 という意見が多くて、ほとんどの人がやりたがっていない。(そりゃそうやろう。普通にやりたくないぞ)

 それで国家のやりたいメリットを考えてみた。
 まず、死刑反対の人は10万円か刑務所勤めらしく、裁判員になれないらしい。(笑)裁判官でさえ、無罪出したらお上に逆らったと左遷&圧力あるのに、裁判員は選ばれる時点で国家権力寄りの人しか採用しないのだから、やつらやりたい放題やな。
 有罪判決の選択肢しかなくて(死刑判決とかさ)、自分の身のためにそれに仕方なくも参加してしまったら、その人はもう死刑反対とは言えなくなる。そんなんに関わったら「世なおしやー、あいつは悪いやつに違いない」と自分を正当化しないと、精神がもたないかもしれない。そんな人が増えていく。
 建前上では国民が関わるので、判決を支持し国民がOKしたことになってしまう。ただでさえマスコミの影響受けやすく(あたしもカレー事件は林さんが犯人と思い込んでいた自分にびっくりやった)めんどくさいわからんどうでもいいという人間に、被告人(と呼ばれる人)は命や一生に関わることを委ねるのだ。
 被告人はもう被告人の時点で人として見られず死んでもいい人間とされてしまう。人間扱いされない人間?ん? 昔の日本がしてきた強制労働や関東大震災の朝鮮の人々の虐殺に頭がつながってしまうよ。

 裁判員制度は、「赤紙」っぽいかも。「国家の言うことに従え」「そいつを殺してこい」と言ってるのと同じでは? たまたま裁判員になった人は、国家のための正義感、他人を裁く権力を持つのだ。(`ε´)
 ねえ。なぜ、国家は、裁く権利を持っているのだろうか? 都合の悪い人間を、どんどん死刑判決出して正当化して殺せちゃうよね。
 裁判官も国家も、人を裁くということはほんとはできないはず。「それでもボクはやってない」の映画を私もみた。みて思ったのはね、そうだ! 自分のことを裁けるのは自分だけでしかないんだ。自分のことを他人が裁けるわけがない。自分のことは自分でしかわからないのだから。
 なんて当たり前の事なんやろうか。

 私はふつうに大事な人大好きな人を大切にして日々を暮らしたい。そして他人を殺すことに加担もしたくないからさ。
 まぁ非国民になるしかないなー(笑)
 ヽ(´ー`)ノ

2007.2.14
WRI名古屋・はな