大道寺将司句集Ⅱ 鴉の目 のことなど2007年02月18日 10:39

 「おさきまっくろ」のスタート、いいですねェ。
 タイトルに関してボクの思いをいえば、いまは「まっくろ」やけど、それはただの現在に過ぎない——と、理屈っぽくなるけど。
 向井さんが鬼籍に入って4年。「歳月はあなたとの別れの準備のために/おおかた費やされてきたように思われる」と、茨木のり子は「鎮魂歌」にうたっている。
 詩は「いい男だったわ お父さん」と続くので、これは父親との別れの詩だったことに気づくわけやけど……。
 「いい男だったよ 向井さん」ボクならこうなるね。そういえば、先月、辺見庸はプライベートな席で「向井さんと言葉を交わしたのはほんの一瞬だったけれど、今になって、懐かしく思っている」と、語っていた。坂やんが同席していたから、彼の記憶にも残っているはずです。
 『大道寺将司句集Ⅱ 鴉の目」(発売/現代企画室)について、辺見さんは次著「記憶と沈黙」(毎日新聞社刊)で深く触れている。なにせ、句集に寄せてくれた彼の序文のタイトルが、そのまま本の題名になっているのやから。
 「死刑廃止」に関しては集会に加えて、一歩踏み出したデモンストレーションの必要を感じています。言いだしっぺやから、ボクも今年は関わることになる。
 今後ちょいちょい書き込みに加わります。
WRI 近江 ニシムラ

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